流行中のブラック企業あれこれ。
「ブラック企業」と聞くと、大概「解雇をちらつかせて無理を強いる企業」を指す事がほとんどだと思っていたのだが……辞めたいのに辞めさせないのも立派なブラック企業だと知った。
これらの悪質な企業は「ネオブラック企業」と呼ばれてるらしい。
……うちの会社も「成分の半分以上」がブラックだった。
社名を晒したいのをグッと我慢して……便宜的に「ペケポンモーターズ」と名付けておこうかな。私が勤務してる工場で御座います。
目次
「君の幸せを考えれば辞めるべきじゃない」? アホ抜かせ
組織が腐ってしまってる。言い切ってもいい。うちの会社は失敗している。
うちは元々「○○」の子会社だった。
不景気と言う事もあり、数年前に親である「○○」から 「いらない子」と認定されて切り捨てられた……が、有志の手により独立し、現在に至る。
発足した当初、「割と好調☆」と社長は御満悦。私は懐疑的でしたけどね。
先見の明がなさすぎる。増税前の駆け込み需要を「勘違い」し、「我が社は好調ですよおおおおお!!」などと……アホか。冷静になれと言いたかった。それが証拠に、今はじり貧。とってもじり貧。
ああ、どうでもいいけど、うちの会社は役職が「やたらと多い」のが特徴。
最近、現場の人間はちっとも増えないのに、元・親会社の○○部で活躍されていたらしい「59歳」を再雇用した。
今の現場に若い人材が必要なんですが。
私の会社では定期的に面談が行われる。これは主にボーナス前に行われる「個人評価」などを絡めた報告会のような物。その度に我々は不満をぶちまける。
以前、一人の同僚が会社に完全に頭に来て「辞めます」と伝えた。すると、上長はこうだ。
「君の幸せを考えてみてくれないかな。うんうん」
結局、班長などからも「辞めてもしょうがないじゃん! 一緒にやろうぜ☆」とほだされ、現在も働いてる。本人はちっとも幸せそうじゃないけどね。
もう一人の同僚の話も酷い。
彼もまた頭に来て「辞めるわ」と伝えたのだが、全力で引き留められて現在も働いている。
上述した二人は三十代。あーあ……もう、辞められないな。班長は人を丸め込む術に長けてるから、まともに話し合うのは不毛。ただ、上述した二人の失敗は「辞める方法を間違えた」だけに過ぎない。
辞めようと思ったら退職届を出せばいいだけ。受理しなかったら大騒ぎすればいい。
何か変だ。と言うのも、会社で働いてるのが「身内」ばかり。親戚とか友人とか知人とか……何と言うか、うちの上役共、どこかカルトじみてる。「真のカルト」と言いたいわけではないが。
「人が欲しい」時、「身近に暇な奴いないか?」と聞いてくる。つまり、そう言う事。友人や知人が一緒に働けば辞めづらいし「職場も少しは楽しく過ごせる」とでも思ってるのかな? かな?
気を付けた方がいい。「プラプラしてる友人がいたらうちへ連れてこい」などと聞かれても 売ってはいけない。
もっと酷い話も御座います。六十代になる御方が働いてるのだが……
彼女は「仕事が辛いから辞めたい」と伝えた。すると、どうだ。
代わりの人材がいない と言われ、現在も働かされている。
死ぬまでうちで働いてくれと。ああ、そう言いたいのだな。
「正社員」でも辞めていく現実
およそ半年間の間、二人の正社員が辞めた。いずれも四十代と三十代。派遣に至っては 何人逃げ出したか数えてない。
馬鹿社員が幅を利かせてる現場だから諍いが勃発するのは珍しくない。過去、一度に何人も辞めた事があった。
まあ、派遣だし……逃げて正解だな。派遣が辞めてぼやく正社員もいるのだが、恨むなら 逃げられるような職場環境を構築した馬鹿共に言うべきだな。
少しずつ「スリム化」が進み、より強固な身内だけで組織が成り立つ。
精鋭? ああ、そう言えば聞こえはいいですね。って冗談じゃねえよ。
辞める機会を逃し、意志も弱いので 縛られてしまってるだけ。
厳しい言い方をすると……ダラダラと妥協して勤務を続ける方も馬鹿だ。まあ、年齢も年齢だもんで、気持ちは理解する。家族を養ってる従業員もいるわけで。だが、これは然様な問題では御座いません。
友人がやっと退職の運びとなった
私の相方である、正社員の小暮氏。去年から「辞めるわ」と言い続けていたが、会社側はスルー……だが、先日にやっと退職が決まった。まあ、とにかく人の話を聞かない会社なんだわ。
班長の言いぐさが毎度酷い。「いや、ダラダラとうちで続けて貰って構わないんだけど」とか、「今年はうちにいればいいじゃん」などと……その手は桑名の焼き蛤だ惚け茄子が。
この小暮氏の退職に伴い、何故か私まで面談の運びに……何でだよ。
上長は「KOH君は小暮君の退職についてどう思ってるのかな。うんうん」と聞いてきたので、私は「ああ、彼の意志がそうさせるのなら仕方ありませんね」と率直に伝えた。
これを聞いた上長の表情がクッソワロタww 物凄く意外そうな表情だったの。
恐らく上長は私が「ああ……小暮さんがいなくなると物凄く辛いですね……」と弱音を吐くと思ったのかも知れない。つまり、私を上手い事利用して彼の足止めをしようと画策していたのではないかな?
だから、その手は桑名の焼き蛤なの。
( ̄▽ ̄;)< そのフレーズ気に入ってるの……?
辞めようとしている仲間を足止めしてはいけない。その後は個人の問題なので、余計な口を挟んではいけない。今回の退職に関して会社と揉める事態に発展するならば私は全力で彼を支援するつもりだった。まあ、事なきを得たからよかったわ。
余計な手間をかけさせるんじゃないからな、このクソ会社が。
古い体質が根付いてしまってる
合理的に仕事するより「根性で乗り切れ」みたいなさ。いや、マジで然様な会社なのですよ、うちは。何でもかんでも現場へ丸投げするし。
上役なんか「暴走族の総長」やってた元DQNとか、そんなのばっか。まあ、今は流石に丸くなってるようだが……御里が知れるとは、これ如何に。現場の社員の多くも「仕事が出来る」とは言いがたい。合理的に仕事が出来ないから根性で乗り切るしかないのよね。誰も彼も。
もう、うちの会社はどうにもならない。逃げるが勝ち。
私もぼちぼち準備するべきか……いずれにしても、厳しい社会を生き抜かなければならないわけだ。
……ああ、そうだ。近々、朝礼で社長から嫌な話を聞かされるらしい。
2015/12/06追記:大した話じゃなかった
すっかり書き忘れてた……社長の話は大した物では御座いませんでした。つまらん。
これ、半年前の日記だったか……今なお、うちの会社は何も変わってない。ちっとも、変わってない。
ああ、そうそう……また従業員が辞めてしまった。
正社員と、契約社員の従業員と。もう一人は分からんが、三人ほど辞めた。常に誰か辞めてる気がする。
辞めるのは仕事がきついだけでは御座いません。何故、気付かないのか。まあ、会社を運営してる経営者は現場で働いてるわけでは御座いませんからね。仕方ないのかな。
何だか面白くなってきたから、私はもう少し踏ん張ってみることにした。斯様にアホみたいな会社も面白い。大事な記録として綴っていこうかな。
でも……面談で「この会社にこだわってない」って答えちゃったけどね!
2016/12/17更新:ちょっぴり修正
> ……ああ、そうだ。近々、朝礼で社長から嫌な話を聞かされるらしい。
物凄〜く気になりますw
\(・_\)それは(/_・)/さておき
> 上長は「KOH君は小暮君の退職についてどう思ってるのかな。うんうん」と聞いてきたので、私は「ああ、彼の意志がそうさせるのなら仕方ありませんね」と率直に伝えた。
これは、私でも「その人次第じゃないですか?」と言う感じに答えそうです。
この場合は会社の状況が後押しすると思いますけど(;・∀・)
> 合理的に仕事するより「根性で乗り切れ」みたいなさ。いや、マジで然様な会社なのですよ、うちは。何でもかんでも現場へ丸投げするし。
根性論は、イコール「我慢しろ」って言ってる様なもんですな。
環境がちゃんとしてれば、ここぞと言う時は徹夜でも何でもして仕事するでしょうが、常に安月給の残業代なしの残業だらけの根性だったら、誰もついてこれないでしょうな。
この会社が、そこまで酷い・・(ll゚∀゚)のか?、は不明ですけが、近い感じがします。