給料なんぞ増えませんよ

先日の朝礼で……あ、私が働いてる工場の話で御座います。

さて。給料が増えない話をするべか。何故に増えないのか……不景気だからさ。

先日の朝礼で言われてしまいました。
「給料は上げられませんから！　てへぺろ☆(・ω<)」

私はいわゆる「契約社員」で……まあ、派遣従業員より、いくらかはいい給料を貰ってます。貰ってるけど、一ヶ月の手取りが大体「17万円」前後。低い時は「14万円」とか……ざらで御座います。一ヶ月「40時間」くらい残業すれば、やっと割とましな給料に……って、残業したくないよね。まともな頭の持ち主ならさ。いずれにしても、残業は避けられない着工計画なので……何だかな。「もっと給料欲しければ残業すればいいじゃん」みたいな理屈もどうかと思いますよ。

ちなみに、正社員で働いてる友人の給料も私と大して変わりません。それでも私よりは「いくらかは」いいでしょうかね。
本人は不満たらたらで御座います。「辞めてやるわこん畜生が！！」

年収にして、大体「300万円」くらいでしょうか。とは言え、色々とさっ引かれてしまうので……まあ、お察しの通りで御座います。って、源泉徴収票を見たら300万円に届いてなかった。がっくりだな！

メディアなどで企業の昇給の話題も目にしますが……それ、どこのファンタジー？

組織に問題あり

私は正社員の話を蹴り続けてます。さっと辞めるために。とはいえ、何だかんだ辞められそうにないのですよね……然様な中でも数日前に正社員が辞職しました。私も逃げたいわ。

組織に問題が御座います。簡単に言うと「みんなで頑張れば乗り切れるさ！」と精神論を唱える偉い人がいると言えば伝わりやすいでしょうかね。戦中ならまだしも……私なんぞバブルの恩恵を受けたわけでもなく、今日まで延々と底辺を彷徨ってきた人間ですので、精神論をいの一番に唱える人間を一番信用してないんですよ。

頑張って乗り切ったとして、笑うのはどこの誰なのか。皆、馬鹿じゃ御座いませんからね。うちの工場は従業員がどんどん辞めてしまう。逃げ出してしまう。

ただ、重要な仕事をしてるに従業員は死んでも放さない。「君の幸せを考えたら辞めるべきじゃない！」としがみつき、使い倒す。
○○氏、死んでしまわないだろうか……などと余計な心配をしてしまう。

そう。辞めたくても簡単に辞められない事情が御座います。相当に工夫しないとスマートに辞められないでしょうね。

例えば仕事中に「指が切り落とされた！」とか「片目が潰された！」とか、あるいは「脊髄を激しく損傷してしまった！」とか……って嫌だっつうの！！

きつい 汚い 危険 給料安いの「4K」

使い古した死ぬほど汚いオイルの中に毎日手を突っ込み、鉄の「切り粉」により生傷が絶えず……頭がおかしくなりそう。「慣れる」とは「狂う」と同義で御座います。

……果たして、家族から「臭い」と言われたら如何様な気持ちになるか。まあ、面と向かって言われたわけでは御座いませんが……言われました。

当たり前なのですが、古いオイルは臭い。うちの現場で働いてる従業員たちは口を揃えて言い、上司でさえ「ちっとも臭いが取れない」とぼやく。

着ている服がみんな臭くなっちまう。いくら洗っても取れない。と言うことは、体がオイル臭いんですよ。

工場で一番汚い部署で働いてるけど、給料は安い。皆、それでも働いてます。

会社が「辞めさせない」のは、他になり手がいないから。

「底辺」はなくならない

世界は「底辺」から成り立ってる。当たり前ですね。

常に「底辺」で働いてる人間がいる。当たり前ですね。

うちの場合、「逆ピラミッド」に近い物があるかも知れません。補強するなら底辺なのですが、従業員を増やそうとしない。従業員が減っても、別の誰かの仕事が増えるだけ。

真面目に「自力で生きる」方法を模索しないといけません。

斯様な私に何が出来るのか……未だ、課題は山積みで御座います。ええ。

新しい従業員

去年の話になりますが、正社員として新しい従業員が入社しました。

その従業員が以前に働いていた会社は死ぬほど酷いらしく、残業代をちっとも出してくれなかったそうで。それを考えたら、うちは比較的ましなのかも知れません。とは言っても、「サービス」で働いてる社員はいくらでもいますが。普通に働いていたら仕事が終わらない……アホか。

泥船から逃げ出すチャンスはまだか。疲れました……★

あ～あ……なるほど納得。生活保護を受ける者が増えるわけだ。
これも時世なのでしょうかね。誰のせいにも出来ませんか。

2017/01/04更新：ちょっぴり修正