気まぐれで買ったファミコンのゲームをプレイするべか。
今回は『ホワイトライオン伝説 ―ピラミッドの彼方に―』で御座います。
この作品はいわゆる「ドラクエ風RPG」なのだが……原作は映画なのかな?
さて。早速プレイしてみますか。
その昔、村を襲うホワイトライオンに誰も敵わなかった。だが、若い戦士の投げた槍により洞窟へと逃げ、それから姿を現す事はなかった。
主人公「マリア」の両親はホワイトライオンの謎を探るため、旅立ってしまう。
おまけに「困った事があったら長老を訪ねなさい」と、長老へ丸投げ。
そして、まだ幼い娘を独りぼっちにし……消息不明となる。
「お袋と親父め……よくもあたしを捨てやがったな!」などと言ったかどうかは不明だが、マリアは両親を捜す決意を固める。
長老によると、ホワイトライオンの居場所のヒントは「地獄の門」にあるらしい。少女が一人で近づいていいような場所ではなさそうだが……
マリアは長老から槍と銅の鍵を受け取り、旅の第一歩を踏み出す。
「まずは身を守るランプを探すのじゃ」と、長老。
……ところで長老よ。「よくぞ旅立つ決心をした!」と言いながら、腹の中で「厄介払いが出来るぞ!」などとは思ってませんよね。まさかとは思うけど……
可憐な少女が旅立とうとしてる。だのに槍を渡して「さあ、お行きなさい」と……大人を誰か随伴させてやれや。マリアが不憫だろうが!
目次
とっても「ドラクエ」を意識したゲームだが
このゲームはドラクエとの差別化が様々に図られてる模様。
まず、マリアのレベルが「きぼう」、そしてヒットポイントが「ゆうき」で……「ゆめ」は差し詰め「マジックポイント」と言ったところだろうか。
勇気を失えばくじけてしまうが
夢で精霊たちの力を借り
希望の欠片を集めて強くなる
システムは至ってシンプルな「コマンド選択式」なので、迷う事は一切なし。今だと「コマンド選択式」のゲームは「またドラクエか!」などと辟易してしまうかも知れないが……好みの問題でしょうかね。とは言え、当時にしてみたら極めて完成されたシステムだったのではないでしょうかね。
……このゲームに限らないけど、移動速度が遅い。プレイ時間を延ばすためなのか、あるいは「歩く」を如実に表現したかったのか……移動がとっても退屈なり。
と、冒険を再開しようか。
洞窟でアイテムをゲットしたマリア。たが道中、川に流されてしまう。
行き着いた先は妖精が存在する「夢の世界」だった。
なるほどね……設定が夢の世界ならば、あらゆる不条理が正当化される。
例えばドラクエだったら「他人様の家で勇者が家捜ししてるぞ!」とか、「世界が終わるかも知れないのに勇者を相手に商売とかどれだけだよ!」など……いくらでも突っ込めてしまう。
夢の世界なら「ああ、夢の世界ならありだな」などと納得してしまうでしょう、多分。これは、ある意味では優れた「逃げ道」ではないかと……いや、褒め言葉で御座いますよ!
待て……舞台が夢の世界なのはいいとして……まさか 夢の世界で全てが完結 するなどとは御座いませんよね。そうなると、いわゆる「夢落ち」と……いや! あまり深い事は考えてはいけない!! さあ、冒険を続けようか私。
戦闘システムと精霊たち
このゲームには装備システムが用意されてなく、戦闘の際に道具コマンドから攻撃に使用する武器を選択するステップを踏まなければならない。だもんで、戦闘のテンポはちょっぴりよくない……気がする。
戦闘が始まるとマリアのグラフィックが表示され……これがまた可愛い。
このRPGには「経験値」が存在しないので、「きぼうのかけら」を手に入れるまで「きぼう」が上がらない。もっぱら、普段の戦闘は小銭稼ぎに終始。ちなみに、この世界の通貨は「ルビー」と呼ばれている。
夢の世界とは言え、幼い少女が「ゾンビ」や「スケルトン」などの化け物と単騎でバトルするわけだが……マリアは貧弱なので、すぐピンチに陥ってしまう。そこで、頼もしい精霊たちの登場と相成るわけだ。
精霊の宿るアイテムを所持していれば、「ゆめ」を消費する事で彼らを呼び出し、戦闘に参加させる事が可能。「ゆめ」がなくなると精霊は呼び出せない。
槍の精霊「モジャ」は白兵戦が得意……だと思うのだが、攻撃力がマリアと大して変わらない。
マリアも新しい武器を手に入れたりして攻撃力の強化を図れる。つまり、何が何でも彼の力が必要なのかと……ちょっぴり微妙。まあ、まだ序盤だから何とも言えない……後半で化けるかしら。『邪聖剣ネクロマンサー』のロミナみたいに。
複数の敵とバトルしなければならない戦況においては、彼らを「盾代わり」とする戦法が有効かも。だが、必ず「精霊が代わりに敵の攻撃を受けてくれる」とは限らない。しかも彼らの活動源である「パワー」は有限であり、敵に攻撃したりダメージを受ければどんどん減ってしまう。
とっても微妙な精霊の存在だが……
独りぼっちで冒険するよりはましなのかな。
序盤で手に入れた「ランプ」にも精霊が宿っている。その名も「ツワナ」なり。
彼の戦闘スタイルはモジャとは対極にあり、主に「マジック」を用いてマリアを支援する。そのマジックのタイプは様々で、攻撃に使う「ニードル」や防御力を高める「スモールプレート」、目眩ましの「フラッシュ」など……実は、これまた効果が微妙だったりする。
何が微妙か……例えば、「ニードル」のマジック。発動しても100パーセントヒットするとは限らない。しかも、凄まじい破壊力を誇ってるわけでもないので……最後は結局、マリアの一撃頼み。
そしてまた、精霊たちの防御力は低い。「盾」として考えても……やっぱり微妙。
何だかんだと微妙な精霊たちだが……
独りぼっちで冒険するよりはましだな!
スタート周辺地を探索
妖精のいる泉ではデータのセーブを行うのだが、ついでに全回復が可能。更にありがたいことに、どこぞの宿屋が如く勇者から金をむしり取るなどと言う事は一切御座いません。
北へ進むと「ラルヒのまち」に到着。
町人が好き勝手に喋るのはドラクエと変わらず。
さて……気になる町人を発見。
おやおや……御老体よ、三日も食べてないのですか。それは気の毒で御座いますね。
「パンのみ」を食べたいと言うので、早速差し入れてみる……
え!? ああ……三日も食べてないから無理も御座いませんよね……
もう一つ買って来たよ。と、話し掛けると……
ははっ! お戯れを……さっき食べましたよね?
で、パンの実を差し上げる……また要求してくる。
仕方ないので、また買って(略
マリアは冒険を始めたばかりだもんで、懐が厳しいので御座います。ルビーがなくなってしまい、仕方ないので要求を断ると……
ひとまず行ける場所へ赴く
食いしん坊おばあちゃんは後回し。とにかく、行ける場所へ移動してみようか。
ところで、「きょじんのほし」が盗まれたそうだが……
じゃあ、犯人を捜すとするべ。「星 ○○馬がどうしたって?」
「きょじんのほし」を祭壇へ戻すと新たな道が開く。
そして新天地へ向かうマリア。
ダビデの村に到着。
さて。適当に情報収集を続けてると……
はあ? 知らんわ惚け茄子が。
既にラルヒへは自由に行けるから自分で行け……って ちょっと待った。
まさか、パンの実を平らげたあのババァの事じゃ……
ルビーがだいぶ集まったので、まとまった数のパンの実を用意。再びババァの元へ……
実はこのイベント、途中で「切って」しまうとリセットされる模様。つまり、このイベントを始めたら最後まで一気にやりきらないとババァにいつまでもパンの実を貢ぐ無限ループ……誰が得すんだよ惚け茄子が! ババァも腹パンパンだろが!!
手紙を預かり、再びダビデの村へお使い。
例のせがれへ手紙を渡すと、思わぬ贈り物をゲット。
戦闘力が大幅にアップしたところで、周辺の探索を開始。
ワーウルフの根城は後回しにして、ひとまず南のフォンの洞窟へ向かう。ここで新たなアイテム「レイピア」と「こわれたゆびわ」を手に入れる。いずれも精霊を呼び出すアイテムなり。
レイピアの精霊は「エルフ」……モジャやツワナと比べ、グラフィックが相当に「手抜きされてる」と感じるのは私だけでしょうかね。
エルフの特技はマジックだが、使えるマジックは「ダーク」や「サムプレート」などの防御系あるいは攻撃補助系のマジックで、直接攻撃などは一切行えない。後に攻撃魔法などを覚えるのかどうかは不明だが……とにかく、現段階ではあまり使えない。
壊れた指輪の精霊、ハーフリングだが……
ハーフリングは見た目通り直接攻撃をメインとした戦闘スタイルを持つ。
……これがまた 弱っちいのよ。いや、マジで。もっと言ってしまうと、「何のための存在」なのか分からない。これっぽっちも。
ハーフリングを呼び出すぐらいなら普通にモジャを使いますよ……ハーフリングの戦闘能力は低すぎる。大袈裟ではなく、マリアの片腕にも及ばない。いや、片腕くらいは及ぶか……とにかく、あまりにも弱いのでびっくりしちゃった。むしろ「ハーフリングを守ってる」みたいよ。これから化けるのかしら……知らんけど。
気を取り直し、ワーウルフの根城を探索。
そして、ワーウルフたちに苦しめられ……
この連中は「ニードル」のマジックを使いこなす強敵。数回ニードルを食らうと瀕死。油断するとすぐ死んじゃう。
精霊を総動員し、可能な限りダメージを分散させる作戦を決行。
このゲームの死角は「レベルアップシステム」にあり。
これだけ強いワーウルフたちと戦闘を繰り返したら
マリアが物凄く鍛えられそうな物なのだが
実際は「瀕死にされて逃げ帰る」の繰り返し。
退却のタイミングも重要。何故なら、戦闘からなかなか逃がしてくれない。
瀕死状態での退却は、もはや「死」を意味すると言っても過言ではない。
退却の際は余裕を持って……実に変な感じで御座います。
というかさ、このゲーム……パンの実以外で「ゆうき」を回復する方法はないのでしょうか。
ワーウルフ王を撃破 そして……
心を折られながらも、ワーウルフの王と対決。
「いぬがみのめ」を取り返し、犬神を暗闇から解放する。
そして「つのぶえ」を頂く。
ワーウルフ王の呪いにより大岩で道が塞がれていたが、呪いを角笛で解き、新天地へと向かう。
ダビデの村から西とは……そこはピクシーの土地だった。
ここでは「スプライト」や「デビル・ピクシー」などの凶暴な妖精が襲ってくる。こいつらがまた素早いのか何なのか……こちらからの攻撃がちっとも当たらない。
ストレスが溜まる溜まる。
優しいピクシーが「おおなめくじ」にいじめられてるらしい……っと、実はピクシーの村へ初めて訪れたのは「おおなめくじ討伐」の後だったりするのだが……まあ、いいや。
ピクシーの村から南に洞窟がある。ここで件の「おおなめくじ」が幅を利かす。
なめくじ如きに……などと高を括っていたら こいつが強いの。
「実はアイテムとして塩が手に入るのでは……」と考えたけど、ただの幻想に終わった。海水とか効果ないかね。海は物凄く近いのだが。
どうにかこうにか撃破すると「なめくじのぞう」が手に入った。
おおなめくじの先にはピクシーが待ち、「みどりのロープ」を貰える。
この「みどりのロープ」については後述するとして……それよりも、「なめくじのぞう」に祈るとおおなめくじを精霊として呼び出せるようだ。
何故に斯様に醜悪な精霊を連れて歩かにゃならんのか……『ウルトラQ』かよ!!
ところがどっこい。
「お前の出番はねーから!」と思いながらも「一度くらいは使ってやるわ」と戦闘に参加させてみたら……こいつがまた、すこぶるパワフル。
武闘派モジャを差し置き、まさかのおおなめくじが精霊チームの一番手へあっさりとのし上がってしまった。こいつ、味方にしてもアホみたいに強かった。
おおなめくじ様!
素敵で御座いますよおおおおおお!!
ヌルヌルのおおなめくじの背中に乗り、大はしゃぎのマリアを想像してみる☆
そして「みどりのロープ」……これは戦闘が極めて有利になる魔法のロープの模様。
戦闘中に使うと、敵を金縛り状態に出来る。
こちらの攻撃を軽快によける「スプライト」や「デビル・ピクシー」をきっちり捕まえ、一方的にボコボコ。ざまあ見ろや! もはやレイプで御座いますね。
貧弱極まりないマリアだが、このアイテムにより単騎でも比較的有利に戦闘を進められる。これは素敵なアイテムなり☆ ただし、複数の敵をホールドする事は出来ない。ちっ……この辺は考えられてるな。
ピクシーの村で情報収集。
近所を探索中、ラーニャの塔の町へ辿り着く。情報収集するべか。
「まほうのほうき」とやらがあるらしい。町から町へ一っ飛び……☆
魔女の森にいる魔女が「つのぶえ」を欲しがる。
「つのぶえ」と引き替えに「まほうのほうき」をゲット。これでプレイが楽になるかしら。
どうでもいいけど、イベントが終わった後に話し掛けると……
このゲーム、「○○を捜す」と言ったイベントがよく発生するが……これら一連のイベントは「全て必ずしもクリアしておかなければ駄目」でもなさそう。と言うのも、ラーニャの塔の中で女の子が「オルゴールをなくした!」と泣いていたので、オルゴールを捜して返してあげたのだが……これで得られた物が「ただの情報」だったりする。
実は、オルゴールを持ったまま随分と先へ進んでから「あれ……オルゴールって何に使うんだ?」と気付き、ラーニャの塔へ戻って女の子に返してあげたのだが……
女の子がくれた情報は既に不要だったわけだが……まあ、ゲームの中でも人助けは気持ちいいので、これはこれでよしとするか。
この後、虹の子を昇天させて虹の橋が出来上がる。
新天地へ
強力なマジック「ストーム」を使う敵「ゴースト」に出くわす。これまた、食らうダメージが凶悪極まりなし!
「うわぁ!? こいつやべぇ!」と思っていたら……
幽霊も「みどりのロープ」にてあっさり捕縛! これは本当にいいアイテム。ロープで縛り上げ、買った武器「ムチ」で引っぱたくマリア……☆
「いしのほね」を手に入れ、新た精霊「ウイングドマン」を迎える。
うーん……やっぱり微妙に適当なグラフィック……あまり格好良くないぞ。『キン肉マン』に出てきそうだ。決して弱くはないのだが……
何故にモジャやツワナのような顔グラフィックじゃないのか。
セーブポイント「ミーア」で休憩。
「ピクシーのはね」を魔女に奪われてしまって困ってる女の子を助けてあげる。
今度は「おうかん」を捜してる王様がいるらしい……
ああ……そう言えば、随分前に手に入れてたな。ここで使うのか。
ミーアの東の洞窟から新天地へ向かう。ここで、悪行を重ねた報いで成仏できない王様の霊と出会う。
……出会うのだが……
「わしのために」……だと?
貴様に王冠を渡さないと先へ進めないのだよ。
洞窟を抜け、新天地へ。
物凄く強そうな敵「マンティコア」が現れるが……
「みどりのロープ」が気持ちいいwww 縛り上げて折檻だ!
ところで、「ロックゴーレム」には効くのかな……
クッソワロタwwww
「みどりのロープ」が最強らしい! まあ、必ず成功するわけじゃないけど。
スピリッツの塔の町へ辿り着く。
……この世界の女の子はよく物をなくしますね。
グラフィックがおっさんに見えるが……
更に探索を進めると、バタサの森を発見する。
ここの道具屋で「ロングソード」を購入。大幅に攻撃力アップ! 「ムチ」じゃ物足りないところだったので、これは助かる。それにしても……このゲーム、攻撃力が上がる時はアホみたいに上がる。少々、バランスが悪い気が……まあ、ドラクエと比較してはいけないのだな。これはこれでよし!
むむ……新たな精霊の情報が……よし、そのクリスタルを取りに行くべか。
ラルヒの町から船を使ってモッズの島へ向かい、巨人の精霊が宿る「ダーククリスタル」を手に入れる。
早速、新たな精霊巨人を参戦させてみる。
迫力のある巨人のグラフィックに胸が躍る。で、その攻撃力は……おおなめくじ様には一歩及ばなかった。
やっぱおおなめくじ様だな!
おおなめくじ様あああああああ!!
( ̄▽ ̄;)< すっかり気に入ってる……
「きぼうのかけら」を取ると、精霊たちも同時にレベルアップする。
当初は不安要素満載だったモジャやツワナだったが、今では一線級で戦える。どうでもいいけど、エルフやハーフリングがちっとも強くならない……奴らは補欠もいいところだ。
現在の強さを確認してみよう。
……! モジャの強さがおおなめくじ様を上回ってた!! ほんのちょっぴりだけど。
これから真の主役の出番か……
お願いしますね、おおなめくじ様!
バタサの森から出発
間が空いてしまい、色々と忘れてしまった……この手のゲームは毎日プレイしないと駄目だな。
バタサの森で「オーロラのかけら」を購入。値段がアホみたいに高いのだが……戦闘中に使うと敵からのダメージが半減する優れ物。このゲームには防具が存在しないので、この手のアイテムはありがたい。
それから、「友人がメガネを忘れたので届けて欲しい」と依頼されたので、その友人が赴いてるらしい銀の山へ……って、どこだよそこ。後回しだな。
ラーテルの北にピラミッドを発見。東には洞窟。
東の洞窟内部はダメージ床(溶岩?)だらけでとても探索できない。ひとまずこちらは後回しにして、ピラミッドを探索。
ピラミッド内部で「こおりのくつ」と「マジックアックス」を入手。
「マジックアックス」は武器かと思ったら精霊だった。
「きぼうのかけら」も入手。一通り探索し、ピラミッドを後にする。
氷の靴は「恐らくダメージ床を無効化するアイテムだな」と想像したらその通り。
東の洞窟を抜けると、もう一つ洞窟が出現。ここで「はかいのぞう」を入手。
バタサの森の南に洞窟があり……ここではドラゴンが通せんぼして先へ進ませてくれない。何も考えずに話し掛けると、あっさりと御陀仏。
だがしかし。ここで破壊の像が威力を発揮。
ドラゴンが消えていなくなってしまった……ツワナもろとも。
オレンジムーンの村から
オレンジムーンの村へ辿り着き、適当に情報収集。
この村で物語の核心に迫る情報が手に入った。
これまた興味深いぞ……消えてしまったツワナの行方も気になる。
精霊「セントール」と「かえる」の情報を入手。それから、湖の水を全て飲み込むらしい「クラインのつぼ」がどこかに存在するらしい。
ああ、そうそう……忘れてた。
えぇと……これ、女の子に返しに行った方がいいのかしら。行くべきだよなぁ……ちょっと面倒臭いぞ。スピリッツの塔へ行くかぁ……
女の子に人形を返すと、思わぬお返しを頂く。
うーん……返してよかった☆ この「飛翔の剣」(漢字で書くと格好いい!)は敵グループ全体にダメージを与えられる。こういうの欲しかったの!
さてさて。適当にダンジョンを探索すると……現れましたね。
「クラインのつぼ」を双頭の蛇「ソウトウジャ」が守ってるようで、奴を倒さないと話が進まない。おおなめくじ様を呼び出すとぴくりとも動かなくなるのだが、ダメージを与える事が出来ない。
とにもかくにも……覚悟しろや、かえる。
オオガエルを倒し、「カエルのぞう」をゲット。
カエルを仲間にしたところで、問題のソウトウジャの討伐へと向かう。
どうでもいいのだが……オレンジムーンで「三すくみじゃ!」と教わったのだが……ちょっと物凄くどうしても何が何でも突っ込みたいので記しておこうかな。
えぇと……ソウトウジャを倒すためには「蛇の苦手ななめくじ」を用意すればいいわけだよね? それならば、オオガエルの意味はどこにあるのか。
ソウトウジャはおおなめくじ様に睨まれて動けなくなる。もう、これだけで十分なはずなのに……オオガエル、必要ないじゃんね。何故に「三すくみ」にこだわらなくてはいけないのか……ゲームのシステム上、どうしてもオオガエルが必要だから仕方ないにしてもさ……三すくみ状態にしないとソウトウジャに全くダメージを与えられないのが納得いかん。
ソウトウジャを一方的にボコボコにし、「クラインのつぼ」を強奪したマリア。心の中でオオガエルに舌打ちしてるに違いない。「やっぱり、おおなめくじ様よね!」
続いて、別のダンジョンを探索……
すっかり忘れてた。メガネを返しておくのね。
ホワイトライオンの元へ行ける……だと?
ただし、二つの像が必要だとか……う~ん……まあ、いいや。
探索の末、「シルバーストーン」をゲット。精霊ノームを呼び出す事が出来るが……あんまり使えない。
どうでもいいが、このゲーム……役に立つ精霊が限られてる。セントールを仲間にしたが、ちっとも役に立たない。ノームも微妙ですよ。役に立つ局面がこれ以降にあるのかどうかは不明だが……
果たして。ホワイトライオンとの出会いは叶うのか……マリアの冒険は続く。
セアから地獄の門の入り口へ
セアの東に地獄の門の入り口がある。
像の前で「クラインのつぼ」を使い、湖の水を全て飲み込んだ。
湖の水が全てなくなり、白きピラミッドへ……
白きピラミッドを探索してると……
話し掛けると「最後の試練に耐えられるかな?」と……
ついに雌雄を決する時か……!?
流石のラスボス。アホみたいに強い!
ホワイトライオンの攻撃力はマリアの「ゆうき」を60以上も減らし、体力回復が全く追いつかない。パンの実を食べても50しか回復しない……一度に何個も口に放り込んじゃえよ。
……あのさ、最後まで回復手段が「パンのみ」だけというね。ドラクエで例えるなら最後まで「やくそう」で体力回復してるような物で……厳しすぎるだろうが! ベホマとか使わせてくれよ!!
頼みの綱の精霊たちは一撃で蹴散らされ、最強となったモジャですら何も出来ずに退場の始末。それでも、精霊たちを総動員してホワイトライオンに立ち向かう。
自分はさておき、とにかく精霊を呼び出す事に集中……回復しても無駄だからさ。
そして……
ツワナからありがたい説教を頂く
以下、ツワナの言葉……
希望は人生の道しるべ!! 見失ってはならぬぞ。
勇気は力の源!! 力強く前進するのじゃ。
夢は命の泉!! 沢山育て豊かに暮らすことじゃ。
ぬおお……自分、泣きそうであります。
そしてマリアはペンダントを受け取る。
すると、マリアの気が遠くなり……
目を覚ますと、そこは母親の膝の上だった。
え!? 「何を言ってやがる! 貴様らがあたしを置いてどっか行っちまったんだろうが!」とマリアが言おうとしたのかどうかはさておき……
マリアはホワイトライオンや地獄の門について母ちゃんに説明する物の、母ちゃんは「あんな物は全て伝説なのだよ!」と、ぴしゃり。
「そんな……そんな……全部、夢のお話なの……?」と、思いきや。
夢か現か幻か……これにてマリアの冒険は終了なり。お疲れ様で御座いました☆
惜しい作品だった
まず、回復手段が「パンのみ」しかないのは如何な物か。回復魔法を使うような精霊が現れるならまだしも、最後まで「パンのみ」なの。もう、これが厳しいのなんのってあなた……もしかして、うまくする方法があったのかしら。いずれにしても、私は最後まで「パンのみ」よ!
レベルアップを「きぼうのかけら」により行うわけだが……これは「無駄なレベル上げ作業は必要ないよ」と受け取れる。受け取れるけど、フィールドを歩き回ってれば敵はいくらでも襲いかかってくるわけで……乱暴に言うと、戦闘システムこそ必要があったのかどうか疑問で御座います。
ダンジョンは物凄く狭い。ドラクエと比較してしまうとあれかも知れないが……難易度としては低く、ダンジョンは物凄く簡単。回復手段が「パンのみ」だけだし、これでちょうどいいのかな。
魔法を使えるわけでもないセントールやハーフリングの存在意義とは何なのか。攻撃力が限りなくゼロに近く、役立たずの烙印を押されても仕方ない。最後はモジャや巨人の力押し。もしかしたら有効な魔法があったのかも知れないが……
ホワイトライオンとの戦闘は戦い方をわきまえてれば実は楽。最初からとにかく精霊を呼び出し、複数の精霊を戦闘に参加させる事が出来たらこっちの物。常に複数の精霊を戦闘に参加させておかないと厳しく、単騎ではとても敵わない。まあ、最初から精霊の力を借りるゲームだもんで……
そう言えば、モジャとの絡みがない。最後、ツワナは色々と語るけど、モジャは特に何もなし。モジャは何かじじいに言いたい事があるんじゃないのかな?
普通のアドベンチャーゲームにすればよかったのに……と言いたいが、恐らく何が何でも「ドラクエ人気にあやかろう!」とするメーカーの思惑もあったのかな、と想像してしまう。まあ、仕方ないよね。色々と中途半端なゲームだったが……これはこれでありだな!
ああ、物凄くどうでもいいけど、父親は全く顔を見せなかった。父ちゃん涙目だろ。
いずれにしても、私はこの作品を気に入りました。まあ、いいんじゃないかな!
※2018/10/21更新:ちょっぴり修正
「わしは 3にちも なにも くちに していないのじゃ」
…じわじわくるw 痴呆か!とツッコミたくなるwww
「おばあちゃん、さっき食べたばかりでしょ?」
とお約束のように返したくなりますねw