NVIDIAのスペック詐欺は大問題

ただ今、各所でGTX970の「スペック詐欺問題」が大盛り上がり中。これがまた死ぬほど楽しい!
だもんで、この問題について語ってみよう。私は基本的に素人だけど、素人なりに色々と考えてみようかしら。

っと、語る前に……「この問題なんぞ?」と首をかしげてる人がいるかも知れない。だもんで、まずは件のPCパーツの概要について、軽く説明しておきたいと存じます。

件のパーツは「ビデオカード」あるいは「グラフィックボード」と呼ばれる物で、ディスプレイに映像を出力するパーツで御座います。

現在、ビデオカードには「3Dグラフィックス」を処理するチップが実装され、これを一般的に「GPU」と呼びます。
ちなみに、「PS4」や「Wii」に実装されてるGPUはAMDが供給してる模様。AMD大好き☆

車を例にこの構図を表現してみると……「ヤマハがトヨタにエンジンを供給してる」
まあ、大体あってるはず。

スペック詐欺と「GPU-Z」

さて。件の企業はNVIDIA(エヌビディア)と言う半導体メーカーで御座います。

スペック詐欺で騒がれてるGPUは、前述のGTX970。これまで、日記もいくつか書いてきました。ついでに加えておくと、上位モデルに位置するのがGTX980。

「GTX9xx」シリーズは鳴り物入りで登場。ハイパフォーマンスなのに、驚くほど省電力。注目されない方がおかしい。実にスマートなGPUで御座います。

ところがどっこい……「スペックの割にパフォーマンスが変」と、この話題が世界中で持ち切り。どうも、あるベンチマークソフトにより発覚した模様。
「スペック情報が誤ってました! てへぺろ☆(・ω<)」などと言ったかどうかは不明だが、とにかくNVIDIAはスペック情報の修正に迫られたわけだ。

で、スペック情報は以下のように修正されたらしい。(修正部分のみ紹介します)

修正前 L2 キャッシュ容量:2048KB ROPs:64
修正後 L2 キャッシュ容量:1792KB ROPs:56

修正前の数値は、上位モデルであるGTX980と全く同じ物。ここが割と重要かも。
と言うのは……私見では御座いますが、これがGTX970が売れ筋となった要因の一つだと存じます。

そうだ。ASUSが配布している「GPU Tweak」で私のSTRIXのスペック情報を見るべか……あれれぇ!?

本体からデバイス情報を読み込んでるわけじゃないのか…… orz
何だよ……勘違いしてた。ガッカリだな私。今頃になって気が付いたわ!

もしかしたら「GPU-Z」が更新されて、今は「ROPs」が修正されてるかも。チェックしてないけど。と言うか、この手のツールを迂闊に信用しちゃいけないのね。

だってさ……企業の嘘をそのまま反映してるわけだから。

「うちの息子は大学受験に合格できる実力を十分に持ってますの」と聞いたから算数のテストをさせてみたら「100点満点中78点でした!」と言う微妙な結果に……と、変なたとえ話をしてしまいました。
とにかく。ここで私は声を大にして言いたい。「息子は決して悪くない!」

ふん。まあ、いい勉強になったわ惚け茄子が。

これを契機にAMDが躍進しますように!

更新日2015/03/07

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする