割を食うのは労働者。常に弱い立場なのですね。
比較的最近、新しい従業員が正社員として入社してきた。彼の名を仮に「小竹」としておこうかな。
小竹氏がそれまで勤めていた会社は「残業代が支給されない」など、相当に黒々としていた模様。とは言え、うちへ来て正解だったのかどうかは……まあ、残業代は流石に支給されてますけどね。
もう一人。仮の名前で……「岩岡」としておこうか。契約社員で御座います。
岩岡氏は小竹氏の同僚だったそうだ。彼もブラックすぎる職場に辟易していたようで、小竹氏の後を追うようにうちへ転職……まあ、紹介で来たらしいです。
「正社員として雇うから」と言われて。
……あれあれえ!? どうして 契約社員 なのか。
契約社員と正社員では待遇が違う。とは言え、うちでは微々たる物……これでは正社員でも辞めてしまうわ。いやいや、待遇の差はさておき、これは然様な問題では御座いません。
「三ヶ月後くらいに正社員にするわ」などと言ってたらしい。半年は過ぎてるが……だもんで現在、岩岡氏の「正社員の話」は棚上げ状態。言わずもがな、当の本人は不満の様子。当たり前だ。
正社員のポストは空いてるはずだが?
私は面談の度に「正社員になりなさい」と言われたが断り続けてる。「こんなチンポコみたいな会社に骨を埋めるつもりはねえよアホンダラ」などとは言えないけど、割と本気で正社員になるの嫌。辞めたい辞めたい辞めたい。毎晩、工場に隕石が落ちてくるようにお祈りしてる。私に落ちてきたりして。
ほら。正社員のポストが空いてるんだからさ。なりたい人を正社員になさいな。
なりたいのに正社員になれない従業員が他にもいる。「正社員にしてくれ」と言うと、上役が何やらグダグダ言ってスルーしてしまうそうだ。
上役共はぶっちゃけちゃえよ。社畜が望ましいんだろ?
私なんぞ、公休は常にフルMAX状態。自分で言うのも照れちゃうけど物凄く真面目な従業員なのよ☆
岩岡氏は結婚して住宅ローンも支払ってる。契約社員と正社員ではボーナスに差が出るから、年収で見たら両者の差は馬鹿には出来ない。微々たる物と前述はしたけど。
企業は、市民の幸福を最大限に考慮するべきだ。
ところで、公休を一日も消化しない従業員に対し、何か思う事はないのかな。どうでもいいけど、某大企業は「公休を消化させるための休暇日」を設けてた。企業体力の違いとは言え……ため息が出ちゃうね!
実は最近、管理職に就く人間が三人も増えた。元親会社から転職してきたのだが……陰では「天下り」などと揶揄されている。まあ、実際そうなのだろうが。だって、定年間近の年齢だよ? 現場に若い従業員を雇い入れてくれよ。
私の相方だった小暮氏が辞職したので、今現在は同じ部の若い同僚が一人、フォロアーを担ってくれている。仮に「海野」としておこうかな。
海野は二十三歳。これがまた、なかなか真面目な野郎なんだな。とは言え、仕事の複雑さに悩んでしまってる……私も未だに悩んでるよ! よく回してるよなぁ……偉いぞ私。一日も早く、この悪夢から解き放たれたい。
海野は「高校時代の同級生をこの会社で雇えないか」と上役へ伝えたようだが……
「財政が苦しいから」などと言った理由で却下されてしまった。
五十代の管理職を受け入れてるのに何故?
本音は「現場なんぞどうでもいい☆」
……例えば上長が腕を組んで現場を眺めてるとして……「少しでいいからさ、現場を手伝ってくれない?」と言いたくなる。現場へ出てきても使い物にならないかも知れないが、それはそれとして。
身を以て示せば多少は現場の士気も上がると思うが……思いも寄らないのだろう。
私は昔、ある大手運送会社の作業場で働いていたが……忙しい時に腕を組んでただ眺めてる上役なんぞ一人もいなかったぞ。これは本当の話。本来は決して現場に出る必要のない班長や課長でも、皆で汗を流していた。今は組織の体制が様変わりしてるはずなので、すっかり腐ってる可能性も無きにしも非ずだが……にゃ~ん☆
現場の人間が減っても補充されず、管理職は増え続けるばかり。彼らは普段から暇してるのか知らんが、仕事中にも普通にタバコ吸いながらお喋りしていたり不良社員を教育せずに放置したままだったり……お話にならない。
不良社員と言えば思い出した。同僚が下らない仕事を押しつけられた際に「この仕事は本来○○さんが請け負うべきじゃないんですか」と直訴した。
そうしたら、上役の言い分はこうだ。「ああ、あの人。うーん……○○さんね、駄目な人だからさ。あの人じゃ無理なの」
結果、真面目な従業員がいくつも仕事を抱える羽目になる。「嫌だ」と言っても「お前がやるしかないんだよ」と言われてしまう。これで辞めた従業員が何人も……私はあらかじめ予防線を張ってるので、今の所は無茶されてない。とは言え、天手古舞いは変わらない。グッタリ。
ああ、そうそう……同僚が辞職する際、現場の仲間へ挨拶回りをしたら一様に「辞めたい」と漏らしていたそうだ。まあ、そりゃそうだわな!
「辞める」と言っても私は決して引き留めませんよ。
だもんで、よしんば私が辞める時も引き留めないで下さいね☆
こんにちは。
現場の気持ちをわかっていない上役さんがいるのは
どこも一緒なんだなぁ。私もゲームショップを3軒ほど
転々としたけれど、最後の方で勤めていた店はとにかく
メチャクチャだった事を思い出してしまった。
現場のことを一ミリもわかっちゃいないどころか、
ゲームのゲの字も知らんクセに無理難題を現場に押し付け
まくる社長とかね…(酷い目にあってた社員もいた)
いやはやしかし毎度KOHさんの職場の記事を読んでく度、
そこで働いている人たちが可哀想になってきてしまう。
正社員にするという約束で入ってきた岩岡さんという人も
家族を食わせていかないといけない立場なのに、
約束を守ってもらえないまま放置だなんてあまりにも残酷
すぎるね。