『悪魔の招待状』

夏だし、ホラーゲームでもプレイするか。

だもんで、『悪魔の招待状』を入手。この作品はKEMCOの「アドベンチャー・シリーズ」の三作目に当たるらしい。

 

物語は突然の事故から始まる。

主人公は姉とドライブの最中に事故ってしまい、気絶してしまったようだ。目を覚ますと、姉の姿が見えない。

ガソリンの臭いが充満している車内。そして、目の前には大きな屋敷。
さて、どうするべか……まあ、まずは車内から出る事を試みるわな。

「あける」コマンドでドア付近を指定するとドアを開ける事が出来た。
で、再び閉めてみる。

すると……

ガソリンが燃えだしたらしく、ゲームオーバーなり。

……確かにドアを閉める事に意味はない……ちょっと試したかっただけ！

なるほどね……即死ゲーなのですね。マジかヨ！

 

気を取り直し、再プレイ。今度はドアを閉めずに素直に車外へ出る。

目の前には怪しい屋敷が……

メールボックスを調べてみると、その中には『お客様へ』と書かれた封筒があった。
封筒を開けると、中からは手紙とペンダントが姿を現した。

手紙の内容はこうだ。

私は 長年ここに仕えてきた召使いです。しかし これ以上居られなくなりました。そう…バケモノたちのおかげで！ かつて白魔術師のご主人様と その弟子のドラカン 私の三人が この館で暮らしていました。しかし ある頃から弟子はおかしな魔術に興味を持ち始め ついに闇の世界から恐ろしいバケモノたちを呼んでしまいました。悪の誘惑に勝てなかったようです。 そして どうした事か ある日を境にご主人様も弟子も忽然と姿を消してしまいました。残されたのは 私一人とバケモノたち！！ 奴らは私一人の手には負えない！！　誰でもいい！！　早く館に入って化け物を退治して下さい！！ 追伸 ペンダントを同封します。きっと あなたの身を守るでしょう。

ふむふむ、なるほど……

ただ、主人公の本音としては「お姉ちゃんを助けられればいい」と思うのが正直なところでは……何故に得体の知れない物の怪まで退治せにゃならんのか。
お姉ちゃんが無事なら世界がどうなろうとも僕には関係ないね！

ペンダントを手に取ると、屋敷の扉が開いた。
では、中へ……

さて、捜索開始と参りますか。

奥にあるソファーを調べると「小さな固い物がある」とメッセージが表示されるが……これ以上は何も出来ない。取り出すのにアイテムが必要なのかしら。

まあ、いいや。今度は右手の部屋へ行ってみようかな。

机の上にある本は魔術書のようだ。

開くと、役に立つらしい呪文が記されているのだが……

「百聞は一見にしかず。使ってみれば 一目瞭然。 オフロデブクブク」 「信ずる者は救われる。穴より出られなくなった時 使うがよい。 アナデオネムネム」 「対になって 汝の道 阻む者 一瞬のうちに消え去るであろう。 マケマケシッポポ」 「所により アメ その他は ムチ。ベンリ ベンリ。 イトマキマキマキ」

……舐めてんのか。

 

図書室から戻り、今度は奥の扉を開いて先へ進む。

そこはひっそりとした廊下……適当にドアを開けてみようとしたところ、日傘を差した御婦人が登場。メリー･ポピンズかよ。

この御婦人、「死んで生まれ変わってもあなたと結婚したいわ」などとのたまい……いやいや、僕のお嫁さんはお姉ちゃんなのです。

とにかく、姉でないなら用はない。無視して再びドアを開けようとすると……

やっぱりな！　で、ゲームオーバー……がっくり。

至るところに即死ポイント。前途多難なり。

2016/05/15更新：到るところに悪魔の息吹

廊下に現れる化け物をどうにも出来ず、行き詰まってしまった。

と、思ったら……ドアさえ開けなければ奴は出てこないらしく、そのまま普通に二階へ移動することが出来た。

 

ひとまず、一番手前の左の部屋から調べますか……

入った部屋は、この屋敷の主人の部屋らしい。

部屋のテーブルには主人の日記が置いてあったぞ。

どうして… 白魔術師の 弟子が 黒魔術なぞに魅せられたのか…私は きっと 目を 覚ましてくれると信じていた…が！！諦めた方が よさそうだ。奴は 黒魔術を 使う時に 必要なドラカンの星を なくしたようだ。 狂ったように 探し回っている。実は 召使いが 盗みだし ある 箱に入れ 私に 預けたのだ！！私は その箱を ある場所に しまい込んで 固く 鍵を かけた。 鍵は どこかの 椅子に 隠してある。力の 源を 取り戻したい 奴は 必ず 戦いを 挑んでくるだろう。 だが 奴は 今 力を 弱めている。 叩くなら今だ！!

テーブルの上には「緑の液体」の入った瓶も……ひとまず持っておくとしよう。
「短いローソク」もゲットなり。

戸棚には鍵かかっていて、開けることが出来ない。ここは後回しか。

 

主人の部屋の左側はバスルームだった。

……飾ってある人形が担任の先生に似ているらしいが……ひとまず、取れる物は取っておこう。

 

「オレンジの瓶」と「青い瓶」に、それから「青いタオル」と「お面」を手に入れた。
どうでもいいけど、「オレンジの瓶」と来てるのに何故に「ブルーの瓶」と言わないのか……物凄くどうでもいい事なのに気になってしまって夜も眠れなくなりそう。

廊下へ戻り、今度は右側の部屋へ。そこは物置だった。

一つ、気になる薬が……

 

……物置にあるアイテムを端から取ってみた。

「汚れた箱」「クモとりスプレー」「帽子の箱」「殺虫剤」「ボウル」「灰皿」「洗剤の箱」「モップ」……どこで使うのかは分からんが。

 

物置を出て、今度は右側の真ん中の部屋へ。

 

取れる物は取っておく。だもんで、「斧」をゲット。

再び廊下へ出て、今度は右側の一番奥の部屋へ。そこは寝室。

ここでは「ルビーの星」を手に入れた。

部屋の右側にあるニトロな……ではなく、レトロなラジオは壊れてるらしい。
どうでもいいけど、この主人公のボケも大概にして欲しい。

寝室を出て、今度は左側の一番奥の部屋へ。
入るとBGMが一変し、緊張感が高まる。

 

ベッドの脇にあるテーブルの上に「弟子の日記」があった。

私の 星が なくなってしまった。 誰が 持ち出したのか？ あれがないと 魔術が 使えないのだが…。きっと 奴らが 隠したのだろう。この 礼は 必ず しなくてはな…。召使いには 闇の世界に行って貰い 化け物たちの仲間になって貰うとしようそしてアイツには… アイツだけが星のありかを知っているに違いない。 そうだ！！ きっと そうだ！！星のない今 頼れるのは デーモンだけ！！ デーモンの力を使って 絶対に聞き出してやる！！そして 再び星を手に入れ この世を 私の物にするんだ！！

デーモンですか……デーモンと聞くと、真っ先に「閣下」を思い出してしまう。

……ここで突然ドクロの絵が現れ……ゲームオーバーかと思ったら違った。
主人公の精神を何かが蝕んでいる？　何だか嫌な展開になってきたぞ……

奥にある扉の先はバスルームだった。

 

ここで「石けん」と「緑のタオル」を手に入れる。すると……

声が囁いた。「姉さんを探すのはやめて我々の仲間にならないか？」

主人公はどうにか正気を保ち、再び探索へ……

脱衣かごの中に「赤いタオル」があったので、これもゲット。

 

廊下へ出て、再び右側の一番奥へ入ると……

 

軽快なBGMと共に、ちっちゃい怪獣のようなおもちゃがとことこと……なんのこっちゃ！

主人公は「笑っちゃうね」などと余裕の様子だが……大丈夫かヨ。

ああ、そうだ。壊れたラジオ……叩いたら直らないかしら。
と、バシバシとひたすら叩いてると……

 

うーん……このまま狂ってしまうのだろうか……

 

気を取り直し、らせん階段の部屋へ。
らせん階段を使って上がってみると……

扉を開けて進もうとすると、何者かが現れた。

襲われてしまうかと思いきや、霞のように消えていなくなってしまった。
はは。まあ、いいや。とりあえず進もうかな。

だが、しかし……

がっくり！　ゲームオーバだよ！

お姉ちゃーん！　どこにいるのおおおおおおお！！

2016/11/20更新：死んで 死んで また死んで

恐ろしく久しぶりの更新。さーて、お姉ちゃんを捜すとするか！

 

と言うわけで。まずは「ノーゴースト」を試してみる。
こいつはきっと、あの女に使うに違いない。

すると……何と言うことでしょう！

 

「きゃーっ　うそー　しんじられない！！」と連呼しながら瞬く間に溶けてしまった。ざまあ見ろや気違い女が！

さて。これで探索エリアが広がった。どこから見ていくべか……ひとまず、手前の西側の部屋へ参りますか。

部屋の奥に絵が見える。調べてみようかな。

 

……ところで、あのドクロがちょこちょこと姿を現していた。
そして、この辺りで……

 

……何だよ分身て。もしかして、持ってちゃ不味いアイテムでもあるの？　それにしても拾っちまったしなぁ……どのアイテムかも分からん。

まあ、とにもかくにも探索続行なり。

 

ゲームルームの北側の部屋は剥製置き場（？）の模様。
壁にはライフルが掛けてあるが、手に入れることが出来ない。

 

……頑丈そうなカゴが転がってるが……おいそれと手が出せなくなってしまった。現時点で必要なさそうなアイテムはスルーしとこう。

北側のドアを開けると、裏庭に出た。
不気味な音を立て、鳥が飛んでいった。

 

ここで不要なアイテムを捨てることが出来るそうだ。ああ、なるほどね。

うーん……やばそうなアイテムか……アフリカンドール？

これ、如何にも呪われてそうだよなぁ……
と言うわけで、アフリカンドールをポイっとな！

さて。左側の建物は……

扉は閉ざされており、入ることが出来なかった。

……と色々と調べてたら、またもやあのドクロが！？
アフリカンドール捨てたのに！！

(￣▽￣；)＜ いや、あれじゃなかったんだよ……

 

気を取り直し、真ん中の建物へ。

 

温室の前には蛇口。一応、水は出るようだが……
まあ、いい。とにかく中へ入ってみようか。

手前にある何もない鉢植えを調べてみたら……

「おませなかじつ」って何だよ！　クッソワロタｗ
官能小説のタイトルか！！

土は乾いていて、水分を欲しがっているそう。
そうか。あのじょうろを使うのだな。

では、早速。じょろじょろじょろ……

水やり直後に芽が出るとか……嫌な予感しかない。
何があってもおかしくない。ひとまず、温室を出ましょうかね。

 

一番右側の建物へ。すると……

 

う！？　こいつは不味いぞ……！
犬が大の苦手らしいへたれ主人公には何も出来なそうだ。離れた方が賢明で御座いますね。

 

館に戻って探索するべか。

と、ゲームルームへ戻ったら……

 

こやつは一体、何者なのか。
「クー　キー」叫びながら走り回ってると……何のこっちゃ。

すると、主人公の鋭い（？）観察眼が発揮される。

 

怪獣チビオニが光る何かを持っていたらしい。鍵？

クリアに必要な鍵かも知れない。となると、どこかで捕獲せにゃならんのかね。

 

ここは食堂なり。

色々とアイテムとして持っておけそうだが……ひとまずスルー。

 

食堂の左手のドアは、キッチンへと続く。

ナイフを発見。これは使えるはずだ。持っておこう。
主人公の言う事にゃ、このナイフは「広告でやっている、セットで買うと名前を入れてくれる奴」らしい。割とどうでもいい情報ありがとよ！

そしてもう一つ。血の付いたナイフが……いや、これはいいやｗ

クッキーの瓶が二つあるが、いずれも中身は空。キッチンのキャビネットの中も空。ただ、オーブンの下は錆び付いて開かない。気になるな……

 

キッチンの右手は貯蔵庫だった。

ここにも様々なアイテムが置かれてる。
この中でマッチを発見した。これは使えそうだ。持っておこうかな。
それから、塩の瓶……塩か……持っておくか。

更に、左側にサラミがぶら下がってる。主人公の大好物らしいが……

……ピコーン！　閃いたぞ！　分かった！　だもんでサラミをゲット！

 

キッチンの左手へ移動すると、そこは召使いの部屋だった。

 

タンスの中は空っぽ。その上には可愛らしい香水の瓶が置いてある。

ベッドの上には、毛の絡まったブラシが転がっている。
特に重要そうなアイテムではなさそうなので……スルーしておこう。

部屋の奥には絵が掛けてある。主人公が言うには、ピカソの「トワイライト　ゾーン」によく似た絵らしい。

絵をずらしたような傷が壁に見られ……だが、取ることも開けることも出来ない。何かありそうなんだけどな。

よく見ると、ベッドの脇には素敵なスタンドランプが。
調べると、主人公が「これに明かりをともすと、もっとロマンチックになるかも知れないぞ！」などと悠長なことをのたまう。随分とのんきで御座いますね！

点くのかしら……すると……

 

む！　これは何か重要そうだぞ。ところが、ここで幽霊が登場。

召使いの幽霊なのか……

「御主人様を捜して欲しい」と頼まれるが……いや、そうしたいのは山山だけども。お姉ちゃんが最優先なの。大体ね、物の怪とかどうでもいいの。お姉ちゃんが無事なら何でもいいの！

おっと、気が付いた。ちょっとどうでもいいことながら……

 

「うったえかける」じゃなくて？　まあ、どうでもいっか！

 

さて。召使いよりも気になるのが、絵の裏にある物。

手を伸ばすと……

豹変した召使いに襲われ……ゲームオーバーかヨ！　何だよもう！！

 

仕方ない。別の場所から攻めるか。

裏庭へ出て、犬の元へと向かう。あれを試してみるべ。
くくく……分かる、分かるぞ。お前ら、これが欲しいんだろ？

そして、サラミを犬に使ってみると……

 

犬が食いついたのはサラミではなく、主人公だった……
で、ゲームオーバー。

お姉ちゃあああああん！　早く出てきてよ！！

2016/11/22 更新：変わらずゲームオーバーの嵐

気を取り直し、探索再開。

どうでもいいけど……
例のドクロ、もしかしてルビーの星が原因？　ぽいっ！

……出てこなくなったぞ。よしよし。ひとまず、よしとしよう。

(￣▽￣；)＜ 何でも捨てて大丈夫かな……？

 

さて。気になってしまうのが「おませなかじつ」……
やっぱり、どうして。水やりしてみよう。

じょうろを使い、せっせと水を与えてみる。

すると……

 

これ、絶対に口にしちゃ駄目だよね。
だが、主人公は「おいしそうだな」などと……脳天気な。じゃあ、せっかくだから頂きますわ。ぱくり。

すると、見る見るしわくちゃの御老体へ。

やっぱりゲームオーバーで御座います。がっくり！

クソ……ちっとも進まん！　このゲーム、ちょっと難しいんじゃないの？
子供の頃にやってたら、とっくに投げてるわ。それでも、三部作の中では易しい方らしいが……って、マジかヨ！

 

っと、ゲーム再開。

ところで、すっかり忘れてた。呪文の存在を。
あの犬っころ、もしやこの呪文で……

 

犬共はあっさりと引き下がっていった。よかった！

恐らく、呪文を唱える主人公の鬼気迫る表情に怯んだに違いない。
御題目とも言いがたい、妙ちくりんなワードを腹の底から吐き出したのだ。そりゃ、誰だって嫌がってどっか行っちまうわな。「気の毒に」ってな！

建物は教会のようだった。

 

建物の奥はドアのようだが、開けることが出来ない。

燭台をゲット。その側にある変な石膏はアイテムじゃなかった。

十字架もゲット……と、ここで地下への入り口が現れた。
よし、階段を降りて……ところが、主人公が頑なに拒否する。

 

しつこく降りようとすると、やっと降りてくれた。
だが……

……ゲームオーバー……

主人公が「だから降りるなって言ったじゃないか！」などとのたまう。
だったら……その直感を如何様なシーンでも発揮してくれよ！！

斧とか持ってるんだし戦え！　蜘蛛取りスプレーとかも使えないのかよ！　わけわかめだよ！！

しばらくうろうろし……私のモチベーションが切れてしまった。

あーあ……仕切り直すかぁ……

2016/11/27更新：再プレイ

今一度、最初から『悪魔の招待状』をプレイ。
何か見逃してることがあるかも知れない。じっくり進めるべか。

基本に立ち返り、手に入るアイテムは片っ端からゲットし、とにかく「試してみる」を繰り返した。あ、ルビーの星はスルー。あれはいらないだろ！

たとえば、手に入れた瓶の中身を自分に使ってみるとか……で、中身が劇薬だったりして。無論、ゲームオーバー。

手に入れたナイフも自分に使ってみた。
で、うっかり自分に刺しちゃってゲームオーバー。

……きっと、『悪魔の招待状』はゲームオーバーを楽しむゲームなんだな。

 

客間のベランダの手すりに、蜘蛛が現れる。こいつはあらかじめ、「蜘蛛取りスプレー」を手すりに散布することでゲット。蜘蛛取りスプレーは巨大蜘蛛に使うのではなく、ベランダの蜘蛛を捕獲するのに必要だったわけだ。

さて。この蜘蛛の使い道、ちょっと迷った。

教会の地下にいる巨大蜘蛛……あいつをどうクリアするのか。
そこで、手に入れた蜘蛛を人質とし、「そこをどかないとこの蜘蛛を殺すぞ！」といった展開を期待したのだが丸っきり当てが外れてしまった。

捕まえた蜘蛛は、召使いの幽霊に使う物だった。
蜘蛛を召使いに投げつけると、召使いは蜘蛛が嫌いらしく、情けない声を出して消えてしまう。実はこれ、色々と試して偶然に実現した。分からんから、半ば「コマンド総当たり」作戦よ！　その間、何回もゲームオーバーになってるけどな！

何やかんやで、「ダイアの星」をゲット。
説明書によると、このゲームにおける最重要アイテムらしい。

 

と……実は私、とんでもないポカミスをやらかしてました。

 

これ、何故か「以前に試したけど開かなかった」と思い込んでいた。別の鍵が必要かと……駄目じゃないか！　お陰で、丸二日は館をうろうろと……私の頭がおかしくなりそうだったわ！

と言うわけで、「ジプシードール」をゲット。「オーオーカルメン」の呪文を使うことにより、更に新しい呪文を手に入れた。

新しい呪文は「ヒラケヨゴマゴマ」……相変わらず適当な呪文だが……もう、これを使う場所はあそこしかあるまい。

 

閉ざされていたドアが開き、新たなステージへ。

すると、ここでふわふわと幽霊が現れるが……

何かされるのかと思ったら、火の点いた「燭台」が嫌らしく、そのままどこかへ行ってしまった。何だよ。

その先には迷路が……

実は、この迷路でもはまってしまった。

道中、ゾンビが一人で出てくるのだが……

最初に手に入れた「ペンダント」を使うと、奴は逃げていく。
だがしかし、ゾンビの群れには何の効果もない。

 

ここで私の持つ妙な固定観念が働き出し、「群れてるからには物凄く大事な何かがあるんじゃないか」と考えてしまい、このゾンビの群れを何とかしようと……結局は時間の無駄で御座いました。火炎放射器でも手に入るのかな、とも思ったけど……剥製置き場のライフルとかさ！

 

とにかく、探索を進めてみる。

 

そして、十字架のような墓を見つけた。
ヒントを元に、手に入れておいた花束を供えてみる。すると……

「これでサクサク進むぜ！」と思いきや、またもやはまる私で御座いました。

穴の先には鍵穴と、何やら箱が三つ置いてあり……で、ひとまずスルーしてしまった。と言うのも、またもや「専用の鍵」が必要だと思い込み……実は、これが間違いの元となった。

先へ進むと、風船お化け「ポヨポヨ」が現れる。
こやつは「翼を持つ物に興味を示す」とのヒントがあり……タカを利用するそうだ。

ここでまた、私の「無駄な勘」が冴える。

「タカ！？　あ、そう言えば……裏庭を飛んでた鳥がそうか！」

で、その鳥を如何にしてゲットするか思案し……
「そうか！　ライフルか！」

だから、ライフルは、手に入らないの！！

 

スルーした鍵穴。既に持ってる鍵で開けることが……またかよ！
と言うか、私も学習しなさい！！

鍵を開けると、中から「タカ」「ヘビ」「ネコ」が現れた。
これら三者は、三すくみ状態で動けないという。三すくみと聞くと、ホワイトライオンを思い出してしまう。

……本当に三すくみ？　どう見てもタカが最強の気がするけど。

タカがヘビを狙い、ヘビはネコを睨み付ける。で、ネコがタカを……って、いやいや、そりゃ無理があるだろ。トラならまだしも。

持ってる「カゴ」を用い、タカをゲット。すると……

 

ポヨポヨの前でタカを解放すると、タカを追いかけてどこかへ行ってしまった。

奴が守っていた「宝石」をゲット。
これは裏庭にある施設、「研究所」で利用するに違いない。

 

中に入ると、待ち構えていたのは「ブルードラゴン」……

 

こやつ、「果物を寄越せ！」と言う。
持っていたりんごを与えると、干からびた果物じゃ駄目！　って……贅沢な野郎で御座いますね！　仕方ないので、自分で食べる主人公。もぐもぐ……割かし美味しいそうだが……どうしても駄目なの？　それじゃサラミでも食っとけや！

「何だよもう！」と悶々。また足止め食らった！

と思ったが。あ、あれか！？　おませな果実か！

おませな果実で巨大化したりしないだろうな……と、心配は無用だった。満足したブルードラゴンはどこかへ行ってしまった。

東側のドアはプラネタリウムの部屋。ここでは、あまり重要な情報は得られなかった。分かったのは、主人が天文学に夢中だということ。

続いて、北側のドアを開く。そこは何かの実験室のようだった。

地面に見える鉄の蓋を開けるには鍵が必要だった。
「またあの鍵だな！」と思ったら、今度ばかりは別の鍵が必要と……もう！

画面の左上に見えるのは金庫。暗証番号の入力が必要。
これは簡単だった。巻物に記されていたヒントを元に、手に入れたカードに記載されてる数字を並べるだけ。

金、銀、水銀。
これらが合わさる時、新たな鍵が手に入る。

ところが、現れたのは「クッキービン」だった。「チビオニ用」ですって。
振ると、カラカラと音を立て……中身が入ってるようだ。

で、このクッキーの瓶が開かないし割れないし。
死ぬほど固い瓶らしい。叩いても駄目。どうすんだ！

ここで私の勘が珍しく直撃する。「斧か！」

何でも破壊できそうな斧を持っている。で、この斧を使い、死ぬほどに固いクッキーの瓶を破壊。斧も粉々。どれだけ固いんだよ！！

中から出てきたクッキー……これはどう使うのか。

館の中、白い皿が置いてある部屋がある。ジプシードールをゲットした部屋で御座います。皿の上にクッキーを置くとチビオニが現れ、クッキーと引き替えに「カギ2」を置いていく。

研究所に戻り、チビオニから手に入れた鍵で鉄の蓋を開ける。
すると、その下には洞窟が広がっていた。

北へ進むと、あの巨大蜘蛛が待ち構えていた。ただ、呪文「アナデオネムネム」を唱えると寝てしまう。教会の上から降りた時にも唱えてよ！

巨大蜘蛛を眠らせて先に進むと、教会に出るだけ。「何だ」と思い、そのまま再び穴に降りるとゲームオーバー。寝かしつけた巨大蜘蛛の目はパッチリ。ずっと寝てろよ！　つーか、呪文唱えろって！

教会へ出てしまったら、また研究所へ戻らないと駄目。面倒臭いな……

 

研究所へ戻り、穴を降りたら今度は西側へ進む。

そこは氷に覆われた場所だった。すると、御老体が出現。

 

じじいの話によると、氷の中にドラカンを閉じ込めたそうだ。

ダイアの星を氷の壁に向けて投げると炎の化け物が現れ、氷を溶かしてしまう。すると運河のようになり、眠っているドラカンが流されていった。

奴が目を覚ます前に闇に葬るのじゃ、とじじい。
「殺るなら今のうちじゃ！」ってか。はいはい。分かりましたよ……

それにしても、じじいが「勇敢なる者が現れるのを待っていた」と言うが……言っておきますけどね、この物の怪退治は成り行きなの、成り行き。貴様に力を貸したくて貸してるわけでは御座いませんからね！

 

流されたドラカンを追う弟。行き着いた先は……

ドラカンが目を覚ます様子はない。
如何にして引導を渡せばいいのか……

……ナイフ？

斧があれば斧で頭をかち割れそうだが……ないので、ここはナイフだろ。

よし、ナイフで一突きだな。と思いきや……

 

目を覚ましたドラカンに逆に葬られる……やっちまった！！

ここで、またもや足止め。どうすりゃいいのよ。

階段があり、その先にはドア。
「まずはドアから出ないと駄目か」と思ったら……結局ドラカンは目を覚ましてしまう。とにかく、決着はここでつけないと駄目そうだ。

地面に真っ黒い穴がぽっかり空いてる。ここに入るのかな？
そうしたら底なし穴で……ゲームオーバー。

持ってる黒い瓶の液体は劇薬だ。
もしかしたら、これを飲ませるのか……でも、ゲームオーバー。

……闇に葬る……あ！　そういうことか！！

とにかく。利用するのは穴だ！

コマンドと睨めっこ。で、まさかと思ったら……

 

ここでまさかの「すてる」コマンドｗｗｗ

つまり、ドラカンを穴へ捨てるわけだ。

 

こちとら、貴様のお陰で散々よ。
地獄の業火に焼かれてしまえ惚け茄子が！

さて。物語はまだ終わってない。お姉ちゃんを助けないと！

 

館へ戻ると、「ギャーッ！」と誰かの悲鳴が……お姉ちゃんだ！　ところで、お姉ちゃんの悲鳴は「ギャーッ！」より「キャーッ！」の方がいいと思うの。どうでもいっか！！

悲鳴は二階から聞こえてきた。急げ、弟よ！

 

主人公が向かった部屋は、何かが潜んでいそうな「威圧感」を覚えた部屋。そうそう、何かがありそうで分からなかったんだよな……最後のステージだったのか。

風呂場へ入ると、「この上しかない！」

天井灯には「とって」のような物があるらしいのだが……これも何が何だか分からないままだった。

まずは風呂の蛇口を解放。そして風呂を繰り返し調べると、見る見る水が溢れ……

どうすればいいのか……ここで再び、私の無駄な勘が冴える！

呪文「オフロデブクブク」だろ！

ところが……「ぷぅ」と屁をこき、「臭いよー」と悶絶するだけ。
何なんだよこの呪文は！　死ね！　惚け茄子が！

だがしかし。水位が天井付近にまで達すると電灯に手が届き、そこから上がることが出来た。ここでコマンドを間違えるとゲームオーバーよ！

そして、やっとお姉ちゃんと御対面なり！

 

お姉ちゃんの様子がおかしい。「たたく」コマンドでこれでもかと引っぱたくと、親玉が登場。

出やがったな、デーモン……ついに決戦か！

この間に姉は目を覚まし、何も言わず窓から逃走。
ねえ、逃げる前に一言ないの？　弟が助けに来たのに！

退治するようなアイテムが見当たらない……もしかして、どこかに「聖剣」とか転がってるのかしら。まさかな。

いや、待て……ライフル？

(￣▽￣；)＜ だから諦めろって！

 

分からない……あ、そうか！

ここで呪文「オフロデブクブク」だろ！　この呪文の真価がここで発揮されるはずだ！

ところがどっこい。またもや「ぷぅ」と、屁をするだけ……！
この呪文、これだけなの！？　説明書によると「これは分かりやすい呪文です」と書いてあるけど……ちっとも分からねえよアホンダラ！！

臭いのが嫌でデーモンが逃げ出すか……いや、別に逃げなかった。

ペンダントも駄目。うーん……

 

数々のアイテムをつぶさに見直すと……あ、あれ……

十字架か！！

姉は無事。けろっとしてる。
どうでもいいけど、姉のビジュアルが想像とだいぶ違っていた……

奇っ怪な館の謎を解き、姉の救出ついでにデーモン退治。どれだけだよ弟！
どうでもいいけどこの姉弟、随分と仲のいいこと！

 

かくして、弟の危険な冒険は幕を下ろした。今後、お姉ちゃんとお出かけの際には、電車を利用すると吉と出るでしょう。

と言うわけで、お疲れ様で御座いました！

最後に

まず、カーソルの移動速度が遅くてイライラした。おまけに、四方向にしか動かせない。これのお陰でサクサク感はなし。とは言え、あんまりカーソルのスピードが速いと、調べようとしたところにカーソルをうまく合わせられないかも知れない。それはそれでストレスが溜まるでしょうね。Windowsでも、むやみにカーソルのスピードを上げても使いづらいわな。だから遅くしてるのか……それでも、もうちょっと速くていいと思う。

死にゲーだけど、実はそこまでストイックに追求されたシステムでは御座いません。無駄な物も含め、アイテムはいくらでも持ち運べるし、死んでも直前からやり直せる。変な言い方だけど、「いくら死んでも大丈夫！」

 

どうでもいいけど、研究所の西側の扉が開かなかったが……あれはあのままだったのだろうか……一応ゲームはクリアしたから、こだわっても仕方ないかな。このゲーム、意味ありそうでないものが沢山。まあ、そこがいいのかも。

ストーリーはどうか……これはもう、八十年代にテレビでよく見たホラー映画まんま。特に、ひねりもなし。

もう少しドラカンや召使いが絡んでくるかと思いきや、思いの外あっさり退場。ドラカンなんか、つかみ合いの展開になるのかと思ったけど……穴に捨てて終了。黒魔術について熱く語って欲しかった。

 

終わってみれば、コンパクトな物語でした。随所に出てくるヒントも不条理に難しいわけでもなく、むしろ易しいかと。

『かまいたちの夜』のようなシステムだったら、もっと面白くなるかも。何だかんだ、力押しのコマンド総当たりで何とかなっちゃう面が多々。この時代のアドベンチャーゲームに共通する部分でしょうかね。ああ、『ミシシッピー殺人事件』は手も足も出なかったｗｗｗ

 

うん。まあ、ありかな。ただなぁ……騒動の張本人であるドラカンを捨てて終わりってのは、ちょっと物足りなかったな。やっぱ最後に色々と語ってから死んで欲しかった。

ドラカンと揉み合う弟を召使いの幽霊が助けに来るとか……然様な展開ならば、きっと熱くなれたでしょう。蜘蛛の件は水に流してさ☆