集合住宅にまつわる思い出とか

同僚でもある私の友人……仮に「小暮」としておこうかな。

小暮氏はマンションで一人暮らし。ここに住み始めてから随分と長くなるが……十年以上は余裕で経つのかな。ん……もうすぐ二十年? まあ、それはさておき……この日も私は小暮氏の部屋へお邪魔し、適当に酒などを飲み交わした。

夜と酔いが深まった頃、私は帰る事にした。「今日も飲んじまったぜ。うぃ~……」

さあ、帰りましょう……とドアを開けると、階下がやかましい。どうやら、玄関先で女性たちがお喋りに興じてるようだ。ちなみに小暮氏の部屋は四階。

私は「うるせぇ女共がぁ……!」などと大声で毒突く事もなく、もっと言えば 意に介さずにそのまま階下へ降りていった。

バタバタと階下へ降りる私。四階から三階、そして二階へ……ん……?

気が付いてしまった。「物凄く静かだが……さっきの女共はどこ行った」

いや、本当に女性たちはどうでもよかった。どうでもよかったのだが、物凄く静かなのが気になってしまった。

二階へ降りた時、何気なく通路の方へ視線を送ると……わずかにドアを開けてこちらを窺う人影が……恐らくあの女性だと思うのだが……気持ち悪いんだよ。

ああ、そうか。私が駆け降りた物だから「キチガイが難癖を付けに来た!」などと心配した可能性も無きにしも非ず……と言うか誰がキチガイだよ惚け茄子が!

小暮氏の住むマンションは「1K」で「オートロック付き」で家賃四万円台。
場所柄、学生が多いようで。無職みたいな野郎もいるそうだが。

小暮氏のマンションに対する愚痴は枚挙にいとまがない。最近聞いた愚痴は「ラッパ吹いてる奴がいるんだが!」

よしんば朝っぱらの「起床ラッパ」なら、なかなかに気が利いてる……わけもなく、下手したら殺し合いが始まってしまう。

とにかく、トランペットの練習に勤しむ御仁がいたそうで……で、これがまた 下手くそなんですって。上手でも許されないけど。

『かえるのうた』が流れてくると……とんでもなく音痴な蛙がさ!

ただの集合住宅内での楽器演奏はご遠慮下さい。スタジオ行けよアホンダラが。

ゴミ問題も厄介だそうで……

マンションのゴミ捨て場へ近所の住人が捨てに来るらしい。と言うか、どうして自分の所で捨てないの? 回収車も回ってくるだろうが。バカなのか。バカなんだな。

小暮氏が面白くなさそうに言う。「あいつらが適当にうちへゴミを捨てるから、こっちが管理会社から注意されちまってよ!」

小暮氏は、近所に住んでると覚しき女性がゴミを捨てに来た所を捕まえ、文句を言ったそうだ。差し詰め、毒蝮三太夫が如く……「おいババア! 今度はてめえが回収される番だからな!」とまで言ったかどうかは不明だが。

そうしたら……この女性、わけの分からん言い分けを始めたそうで全くお話にならないと。困ったもんだ。

ああ、そうそう。最近、小暮氏がまた文句を言ってた。

「他の部屋は家賃が下がってるのに、オレの部屋だけ全然変わらん!」

セックスの際は要注意

昔、一人暮らしをしている友人女性(後の交際相手)宅へ遊びに行った時の話。

これまた随分と年季の入ったアパートに住んでいて……面白いのが、階下が学習塾。

さて。女性の部屋へ呼ばれたら、そりゃセックスしたくなりますわ。
だもんで、我々は真っ昼間から組んず解れつ……物凄く天気のいい日だった事を覚えてる。どうでもいいけど、映画『スパイダーマン』を観た後で御座います。どうしてそこからセックスなのか……展開が謎だ。

ところで……まさか、塾へ声が漏れていたとか……もし漏れていたとしたら申し訳ない事をしてしまった。勉学に励んでる最中、上から女性の喘ぎ声やベッドの軋む音が聞こえてきたら集中出来ないもんね。まあ、実際は問題なかったかも知れないけど。

物凄くどうでもいいけど、壁が薄くて隣の声が聞こえるラブホテルなどは決して珍しくない。向こうの声が聞こえると言う事はこちらの声も……まあ、いいや。

集合住宅に対する最大の悩みは「騒音」でしょうかね。ただ、「防音」されてる部屋は家賃が高い……だもんで、住むなら僻地の一軒家がいいな。憧れます。

変な人がお隣さんだと本当に弱る。まあ、この話は次の機会に……怖い怖い☆

『集合住宅にまつわる思い出とか』へのコメント

  1. 名前:kak 投稿日:2015/05/23(土) 17:56:12 ID:b0bd01d82 返信

    東京では在日朝鮮人、在日シナ人、在日ブラジル人など集団で公共住宅に住み続けている地域もあるみたいですね。そういうところから日本人は逃げ出すのでますます移民特区化しているようです。日本は移民社会になってしまうのか?昔青春時代の思い出の多い新宿歌舞伎町ですがバブル崩壊の前後から韓国パブが急激に増えていまではコリアタウン化してます。日本の銀行は不良債権化する場合、貸出しませんが、朝鮮人系の信金は民族金融と言って無担保でバンバン貸すので銀座でも新宿でもふつうは入れない店舗へ日本人経営者が経営難で撤退すると即朝鮮人が入る。金は在日民族金融が無制限で貸すのでいくらでも入る。その結果バブルがはじけて金融機関が倒産しはじめ、日本政府は朝鮮人信金へ2兆円を補填しましたよ。嘘じゃない。なんですかこの2兆円。朝鮮人が不良債権をバンバンつくって、歌舞伎町をコリアタウンにして、そのつけを日本人の税金で補填する。ふざけるな。
    こういうことを二度としてはいけない。
    あたりまえでしょう。
    日本にいる在日朝鮮人、シナ人、ブラジル人は隣の部屋に住んでほしくない人間です。
    そういう在日外人だらけの集合住宅へ住みたいとは思いません。

    • 名前:紅@KOH 投稿日:2015/05/24(日) 05:49:33 ID:96cb8db27 返信

      そうそう。嫌ですよね、外国人……「好き嫌い」の話では御座いません。
      これは差別だとか言う問題ではなく、純粋に「文化や風習の違いから来る軋轢」で御座います。連中にそれを論じて伝わるのかどうか存じませんがね。

      移民社会になれば、当然の如く「外国人参政権」までも実現されてしまうでしょう。由々しき事です。
      労働力を移民に頼ろうとする動きもあるようで……ああ、嫌だ嫌だ……★

      (ヽ´ω`)< 移民受け入れ反対!

  2. 名前:kak 投稿日:2015/05/25(月) 16:44:54 ID:512691091 返信

    日本は移民受け入れの体制や法制度、行政ノウハウ、国民意識が未熟というかできていないのではないか。移民社会はそういうにウハウがあるはず。それでもイギリス、スペイン、フランスなどイスラム系移民で社会不安が増して混乱しています。基本的に生活能力のない外国人は強制送還する体制にしておかないとダメです。日系ブラジル人が生活できないのを理由にして生活保護へ流れ込んでいる。なんですか?これは。あるブラジル人女性は生活保護を受けている理由を「ブラジルに帰国して子供に迷惑掛けたくない」から日本にいて生活保護で暮らすのだという。おかしいでしょ。外国人に生活保護支給しないことを政府が実施し、都道府県に強く指導してもらいたい。外国人は日本国民じゃない。

    • 名前:紅@KOH 投稿日:2015/05/25(月) 18:38:55 ID:512691091 返信

      島国と言う性質上、移民に慣れてないのは確かでしょうね。と言うか、無頓着。あまりにもおめでたい人が多い。

      それにしても……件のブラジリアンは何を考えてるのか。日本に金をせしめに来てると言う事ですな……ろくでもない!

      「他所の国なら迷惑をかけてもいい」とでも言いたげなその図太い根性……これは流石に日本人には備わってない資質だと思いますけどね! 

      とにかく。社会保障費増大の一端は外国人が担ってると言っても過言では御座いません。出て行って欲しいわ本当に。

      ( ̄^ ̄)ゞ☆

  3. 名前:kak 投稿日:2015/06/04(木) 00:15:07 ID:33df0e8cd 返信

    http://ncode.syosetu.com/n7936cm/

    ↑。小説「土手はさみしい」。
    素人さんの幼い小説ですがタイトルに惹かれて読みました。
    しみじみと心にしみるいい小説でした。

    なかに土手の向こうの団地が出て来ます。

    土手を舞台にした淡い恋のものがたりです。

    • 名前:紅@KOH 投稿日:2015/06/04(木) 00:57:37 ID:33df0e8cd 返信

      ああ……最近、何も書いてない……疲れてばかりで何も出来ません。いかんですねこれでは。

      他人様の作品に触れると割と触発されてしまうのですが、モチベーションを維持できないのですよね。疲れすぎか……ぼーっとしてる時間が長くなりました。

      (ヽ´ω`)< それは野ざらしの屍が如く……★

  4. 名前:kak 投稿日:2015/06/04(木) 02:03:05 ID:33df0e8cd 返信

    死ぬまでは もがきあがいて 生きるのみ

    「土手はさみしい」

    小説はこの題名ではなく「土手にて」というほうがいいような気がします。

    「土手にて」

    「何があったんだろう」という読者の興味をかきたてますよね。

    志賀直哉の小説に「城の崎にて」というのがあったような気がします。

    でも川端康成は「雪国」ですよね。

    「雪国にて」じゃないし。

    「にて」を川端はカットした。

    文章力が上ですよ。

    川端康成のほうが志賀直哉より少しだけ上です。

    夜中のたわごとでした。